川越といえば、江戸の面影が残る蔵造りの町並み、時の鐘、菓子屋横丁。甘いさつまいも菓子や老舗のうなぎも、散策の楽しみです。蔵造りの町並みは、1893年の大火のあとに火災に強い商家を再建した歴史を伝えます。建物の黒い壁や重厚な屋根を見比べながら歩くと、ただの食べ歩きとは違う町の背景にも気づけます。
川越は日帰りでも十分楽しめる距離ですが、休日は人出が多く、子ども連れでは歩くペースもゆっくりになりがちです。1泊すれば初日は旧市街、翌日は氷川神社と喜多院または本丸御殿のように分けられ、昼寝や休憩をはさみやすくなります。この記事では、全部の名所を回る前提にせず、親子の体力と興味で選べるようにまとめました。
川越・子連れ旅の組み立て方
- 1日目:蔵造りの町並み、時の鐘、菓子屋横丁を中心に。混雑したら食べ歩きを減らして休憩を優先。
- 2日目:氷川神社を参拝し、歴史に興味があれば本丸御殿か喜多院へ。どちらか一か所でも十分楽しめます。
- 移動:川越駅から観光向け巡回バスが2路線。バス停や運行状況を見て、歩く距離を調整。
- 食事:うなぎは老舗でゆっくり、さつまいも菓子や駄菓子は散策中のおやつに。
- ベビーカー:旧市街の歩道は人や車が多い場所があります。混雑時は抱っこひももあると動きやすいです。
子連れで楽しむ1泊2日モデルコース
川越駅からは、蔵造りの町並みや時の鐘、氷川神社、本丸御殿、喜多院などを経由する観光向け巡回バスが運行されています。徒歩だけで回りきろうとせず、行きはバス、帰りは食べ歩きしながら歩くなど、片道だけ乗る使い方も便利です。路線や時刻、運賃は変更や運休があるため、乗車前に運営会社の案内を確認してください。
1日目|蔵造りの町並みとおやつ
- 昼前:川越駅または本川越駅に到着。宿へ荷物を預けるか、駅のコインロッカーを確認します。
- 昼食:旧市街でうなぎ、または子どもが食べやすい麺類などを選びます。人気店は待ち時間も想定。
- 午後:蔵造りの町並みから時の鐘、菓子屋横丁へ。お店をのぞきながら、疲れたらカフェ休憩を。
- 夕方:宿の場所に合わせて川越駅周辺か本川越駅周辺へ。翌日の移動と夕食の候補を確認。
2日目|神社と歴史スポットは一つ選ぶ
- 午前:氷川神社へ。混雑日や歩く距離が気になる場合は巡回バスを利用します。
- 昼前後:子どもが歴史展示に興味を持ちそうなら川越城本丸御殿、寺の庭や五百羅漢を見たいなら喜多院へ。両方を詰め込まず、どちらか一つに絞ると余裕ができます。
- 帰る前:川越駅周辺でお土産やさつまいも菓子を選び、電車の時間に合わせて帰路へ。
1日だけで行く場合は、蔵造りの町並み・時の鐘・菓子屋横丁を中心にし、氷川神社か本丸御殿を追加するくらいが目安です。幼児連れは「名所の数」より、食事と休憩の場所を先に決めると当日の調整がしやすくなります。
川越の宿を探す
川越駅と本川越駅のどちらを使うか、子どもの年齢・寝具・朝食条件をそろえて、空室とプランを見比べましょう。
川越で立ち寄りたい名所
蔵造りの町並み|黒い壁の商家から町の歴史を知る
川越一番街には、重厚な蔵造りの商家が続きます。1893年の大火をきっかけに、商人たちが防火性の高い蔵造りで店を再建したことが、現在の町並みにつながっています。店先の瓦や漆喰の壁、看板建築との違いを探すと、子どもと一緒の散策にも小さな発見が生まれます。
時の鐘|江戸時代から町に時刻を知らせる鐘楼
町並みの中でひときわ目を引く木造の鐘楼です。江戸時代に町へ時刻を知らせるために建てられ、火災などで焼失するたびに再建されてきました。現在の鐘楼は明治時代の大火後に再建されたもの。鐘の音を待ちながら見上げると、川越が商人の町として栄えた時代を想像できます。

菓子屋横丁|駄菓子や素朴なおやつを選ぶ
細い通りに菓子店が並び、駄菓子や昔ながらのおやつを選ぶのが楽しい場所です。子どもと一緒なら、食べる分だけ少しずつ買って休憩をはさむと、食べ歩きでお腹いっぱいになりにくくなります。店先の商品を触るときはお店の方に声をかけ、混雑時は立ち止まる場所にも気をつけましょう。


川越氷川神社|家族で参拝し、境内の季節の景色を楽しむ
市街地の北側にある神社で、旧市街の散策とあわせて訪れやすい定番スポットです。川越駅や本川越駅から路線バスや観光向け巡回バスで向かえます。季節の行事や休日は参拝者が増えることがあるので、写真撮影や休憩は周囲の人に配慮しながら。境内での行事・授与所の時間は公式案内を確認してください。

喜多院|家光ゆかりの部屋と五百羅漢を見学
喜多院では、江戸城から移築された客殿の「家光公誕生の間」や、春日局ゆかりの部屋、庭園、538体の五百羅漢を拝観できます。人物や建物の名前を一つだけ事前に話しておくと、子どもも「誰が使った部屋かな」と興味を持ちやすくなります。拝観時間と休止日は行事で変わることがあるため、訪問前に公式ページを確認しましょう。

公式案内では大人400円、小中学生200円。冬季は閉門時刻が早くなるほか、年末年始や行事の日は拝観休止があります。子どもが歩き疲れそうなときは、境内すべてを見て回るより、拝観する建物や五百羅漢など目当てを決めておくと回りやすくなります。
川越城本丸御殿|現存する玄関と家老詰所を見学
川越城本丸御殿は、1848年に川越藩主・松平斉典が造営した建物の一部が残る歴史スポットです。現存する玄関部分と移築復元された家老詰所を見学でき、城の建物がどのように使われたのかを親子で想像できます。一般100円、中学生以下は無料と、家族で立ち寄りやすい入館料も魅力です。毎週月曜と第4金曜、年末年始など休館日があるため、旅程と開館カレンダーを照らし合わせてください。

家族で食べたい川越グルメ
川越の名物として親しまれてきたうなぎと、江戸への流通を背景に広がったさつまいも菓子を、町歩きの食事とおやつに。写真が店舗の提供写真ではない料理は、その旨をキャプションに記載しています。子どもの取り分け・アレルギー対応・最新メニューはお店へご確認ください。
うなぎ|老舗の味を楽しむ川越の名物
川越では、江戸時代から続くうなぎ店が名物の味を伝えています。蔵造りの町並みにある小川菊は1807年創業。公式案内によると1階はベビーカーでも利用しやすいバリアフリーで、2階は畳敷きの椅子席です。一方、うなぎには小骨がある場合があり、店も子どもには特に注意を呼びかけています。小さな子には骨をよく確認して少量ずつ取り分け、食事にかかる時間も見込んでください。土日祝は席予約を受けず、混雑状況によって受付が早めに終了する場合があります。

さつまいも菓子|食べ歩きにもお土産にも
川越のさつまいも菓子は、焼き芋、大学いも、いも菓子など店ごとに種類が違います。江戸へさつまいもが運ばれ、町で親しまれてきた背景もあり、甘味処や土産店で食べ比べしやすい名物です。子どもと分けるなら、個包装や少量サイズを選ぶと持ち歩きやすくなります。蔵造りの町並みから少し歩いた「小江戸蔵里」には川越のお土産を扱う店舗があり、帰る前の買い物にも便利です。営業時間・営業日は施設案内をご確認ください。


子連れで泊まるエリアと宿探し
宿泊は、翌日に行きたい場所と駅への戻りやすさで選ぶと移動が楽です。川越は日帰りしやすい一方、夕方まで散策したあとに子どもを連れて帰るのが大変な場合は、駅近くに一泊する選択肢があります。予約画面では、子どもの年齢を正しく入力し、添い寝・寝具・食事・キャンセル料を確認しましょう。
- 川越駅周辺:東武東上線・JR川越線の利用、到着後の荷物預け、翌日の移動を重視する家族向け。駅ビルや飲食店も探しやすいエリアです。
- 本川越駅周辺:西武新宿線を使う場合や、旧市街へ徒歩で出たい家族に便利。夜の食事場所と駅までの道を先に確認。
- 予約前に確認:子ども料金、ベッドガードや添い寝条件、禁煙室、朝食時間、荷物預かり、駅から宿までの段差。

本川越駅を拠点に城下町散策を楽しむ家族に
川越プリンスホテル
西武新宿線で川越に向かい、夕方まで旧市街を歩く家族に便利な候補です。本川越駅に隣接しているため、散策後に駅まで戻りやすく、荷物を持った移動を抑えられます。川越駅・本川越駅のどちらを使うかを先に決め、翌日の出発駅に合わせて宿を選びましょう。
- 本川越駅に隣接し、西武線を使う行程なら移動が分かりやすい
- 旧市街から戻る場所を駅周辺に決めやすく、子どもの疲れに合わせて予定を切り上げやすい
- 部屋タイプを人数に合わせて選べるため、ベッド構成を予約画面で確認しやすい
予約前の確認:東武東上線・JR川越線を使う場合は、川越駅と本川越駅の間の移動も含めて計画してください。子どもの年齢、添い寝、食事、希望人数に合う客室タイプか、宿泊プランと公式客室案内で確認しましょう。
川越プリンスホテル「客室・アクセス」 楽天トラベルで空室・宿泊プランを確認同じ日程・人数で空室とプランを比べる
予約サイトにより掲載施設やプランが異なります。表示料金に含まれる食事・税・子ども料金も確認してください。
着物で町歩きをするなら事前予約も候補
川越駅前には着物レンタルVASARAの店舗があり、川越駅から徒歩約3分と案内されています。アソビューの掲載には「最大45%割引」と表示されているプランがあります(2026年10月31日確認)。割引の対象プラン・日付・人数・年齢条件は変わるため、予約画面で利用条件と合計金額を確認してください。子どもの着物サイズや着付けにかかる時間も、予約前に店舗へ問い合わせると安心です。
着物レンタルの割引プランを確認
アソビューで対象日・利用条件・合計料金を見てから予約できます。割引表示はプランごとに異なります。
車なしでの移動と雨の日の過ごし方
川越駅を出発する観光向け巡回バスは2路線あり、蔵造りの町並み、時の鐘、氷川神社、菓子屋横丁、本丸御殿、喜多院などを経由します。西口・東口で乗り場が異なり、祭礼や年末年始には運行変更・休業もあります。乗る前に川越市の案内と各運営会社の最新情報を確認しましょう。
雨の日は、屋根のある店や川越まつり会館、本丸御殿などを候補にできます。ただし、屋外の移動は残るので、雨具と滑りにくい靴を準備してください。川越まつり会館は休館日・開館時間・入館料を公式ページで確かめ、当日の天候や子どもの体力によって旧市街の滞在時間を短くするのがおすすめです。
よくある質問
川越は子連れで車なしでも回れますか?
川越駅から観光向け巡回バスが2路線あり、主要スポットを経由します。旧市街は歩いて楽しめますが、休日の混雑や子どもの歩く距離を考え、バスを片道だけ使うなど調整してください。
川越は日帰りと1泊、どちらがおすすめですか?
蔵造りの町並みや菓子屋横丁を中心にするなら日帰りでも楽しめます。氷川神社や喜多院、本丸御殿までゆっくり見たい場合や、帰りの移動負担を減らしたい家族には1泊が向いています。
ベビーカーで観光できますか?
駅や施設内はベビーカーを使える場所がありますが、旧市街は歩道が狭い区間や人通りが多い場所もあります。混雑時に備えて抱っこひもを用意し、店舗・寺社の段差や通路は現地で確認してください。
うなぎを子どもと食べるときに気をつけることは?
うなぎには小骨が残る場合があり、小川菊も子どもへの注意を案内しています。大人が骨を確かめてから少量ずつ取り分け、食べるのが難しい年齢なら別の料理も検討してください。
アソビューで着物レンタルが安くなりますか?
掲載ページに「最大45%割引」と表示されるプランがありますが、利用日・プラン・人数などの条件で対象外になることがあります。予約画面に表示された条件と合計金額で判断してください。
参照した公式情報
- 川越市「重要伝統的建造物群保存地区」・「市指定有形文化財 時の鐘」
- 川越市「観光向け巡回バス」・川越氷川神社「交通アクセス」
- 川越大師 喜多院「拝観」・川越市「喜多院」
- 川越市「川越城本丸御殿 開館時間・入館料金・休館日」・「川越まつり会館」
- うなぎ 小川菊「店舗情報・お品書き」・川越商工会議所「小江戸蔵里」・小江戸川越観光協会「川越のさつまいも・抹茶」
- アソビュー「着物レンタルVASARA 川越駅前店」
- 川越プリンスホテル「客室・アクセス」(確認日:2026年11月2日)
情報確認日:2026年10月31日。運行・営業時間・料金・休館日・予約条件・割引内容は変更されることがあります。お出かけ前と予約前に各公式ページで最新情報をご確認ください。
写真の出典・クレジット
- 蔵造りの町並み — Dandy1022 / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0
- 時の鐘 — Zairon / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0
- 菓子屋横丁 — Aimaimyi / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0
- 駄菓子 — Aimaimyi / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0
- 川越氷川神社 — wongwt / Wikimedia Commons · CC BY-SA 2.0
- 喜多院 — tak1701d / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0
- 川越城本丸御殿 — MaedaAkihiko / Wikimedia Commons · CC0
- 小江戸蔵里 — Miyuki Meinaka / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0
- うな重の参考写真 — Jun Seita / Wikimedia Commons · CC BY 2.0
- 大学いもの参考写真 — Ocdp / Wikimedia Commons · CC0
- 川越プリンスホテルの外観 — Abasaa / Wikimedia Commons · Public domain · 16:9にトリミング。
