「北海道旅行はレンタカーがないと難しい?」と迷う人には、札幌と小樽を組み合わせた1泊2日が候補です。新千歳空港から札幌・小樽へはJRが走り、札幌中心部は地下鉄と徒歩、小樽の駅前から運河・歴史的な街並みは徒歩で回れます。富良野・美瑛や道東など、広い範囲を巡る旅とは分けて考えるのがポイントです。

先に結論
- 札幌・小樽の中心部を楽しむ旅なら、車なしでも組み立てやすい。札幌から小樽はJR、小樽駅から運河や堺町通りは徒歩が基本。
- 1日目は札幌の時計台・二条市場・大通公園、2日目は小樽運河・旧手宮線・堺町通りを巡る。
- 札幌泊は移動の拠点にしやすく、小樽泊は夜の運河も見たい人に向く。航空便と列車の時刻で選ぶ。
- 北海道の郊外や複数地域まで足を延ばす場合は、車なしだと移動に時間がかかる。今回は札幌・小樽に範囲をしぼった行程例。
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札幌・小樽1泊2日の回り方
行程は新千歳空港に午前から昼ごろ着き、2日目の夕方以降に帰る場合の一例です。到着が遅い日は時計台か市場のどちらかを次回に回し、出発が早い日は小樽の滞在を短くするなど、飛行機の時間に合わせて調整してください。
1日目|札幌
- 新千歳空港からJRで札幌へ。大きな荷物を宿に預ける。
- 札幌市時計台を見学し、開拓期の建物と展示を楽しむ。
- 二条市場で海鮮丼や魚介の昼食。その後、大通公園・さっぽろテレビ塔周辺を散策。
- 夕食はスープカレー、札幌ラーメン、ジンギスカンなどから選ぶ。
2日目|小樽
- JRで小樽へ移動。小樽駅から運河へ向かい、倉庫群や散策路を歩く。
- 旧国鉄手宮線の線路跡を見ながら、港町の鉄道史に触れる。
- 寿司屋通り周辺で寿司や海鮮を昼食に。食後は堺町通りのガラス店・菓子店を回る。
- 小樽駅へ戻り、JRで札幌または新千歳空港へ。直通列車の有無を時刻表で確認する。
1日目:札幌の歴史と食を歩く
札幌市時計台|小さな建物に残る街の始まり
時計台は1878年に札幌農学校の演武場として建てられた建物です。札幌農学校の初代教頭だったクラーク博士の提案を受け、学校の施設として整備されました。札幌の街が広がっていく時代の背景を、展示資料や建物から知ることができます。大通駅から徒歩圏内で、観光の最初に寄りやすい場所です。
滞在時間を短くしたい場合は外観を見て周辺を散策し、歴史をじっくり知りたい場合は館内展示も候補に。開館日・入館料は変更されることがあるため、訪問前に公式案内をご確認ください。
二条市場|札幌の中心で魚介の朝・昼ごはん

二条市場は中心部にある規模のコンパクトな市場で、魚介を扱う店や飲食店が集まります。観光案内では朝の訪問がすすめられており、海鮮丼のほか、季節の魚介や加工品を見ながら食事を選べます。市場内の店は営業時間や定休日がそれぞれ異なるため、目当ての店がある場合は公式情報や店舗案内を先に確認しておくと安心です。
市場で海鮮を楽しむなら、昼食はここで済ませてから大通公園へ向かうと、同じエリアで動きやすいです。生ものを控えたい人や魚介が苦手な人は、札幌ラーメンやスープカレーを食事の中心にしても行程を組めます。
大通公園・さっぽろテレビ塔|街の真ん中でひと休み

大通公園は札幌中心部を東西に横切る緑地で、テレビ塔の展望台や季節のイベントと合わせて過ごせます。端から端まで歩くと距離があるため、時計台から近い西1〜5丁目あたりにしぼり、疲れたら地下街やカフェで休むのもよいでしょう。夏のビアガーデンや冬の雪まつりなど、開催時期は通常の散策と雰囲気が変わります。
夕食はスープカレーを軸に、好みで札幌ラーメンやジンギスカン

スープカレーは、さらりとしたスープに大きめの野菜や肉を合わせる札幌発祥の料理として紹介されています。店によってスープのだし、辛さ、ごはんの量、トッピングが変わるので、辛さが心配なら注文方法を確認してから選びましょう。
ほかにも札幌味噌ラーメンやジンギスカンが定番候補です。夜は店が混む日もあるため、到着時間が読めない場合は、宿の近くや地下鉄駅周辺で複数候補を持っておくと動きやすくなります。
宿は札幌と小樽どちらにする?
1泊だけなら、翌日の行き先と帰りの航空便から宿泊地を決めます。札幌泊は空港への移動や飲食店の選択肢をまとめやすく、小樽泊は日没後の運河を見てから宿へ戻りたい人に向きます。荷物を持って都市間移動をしたくない場合は、札幌に連泊して小樽を日帰りにする方法もあります。
| 宿泊エリア | 選びやすい人・確認ポイント |
|---|---|
| 札幌駅・大通周辺 | 空港からの移動をまとめたい人、夕食の候補を多く持ちたい人。札幌駅・大通駅のどちらに近いか、地下通路の営業時間や入口を確認。 |
| 小樽駅・運河周辺 | 夜の運河や朝の港町散策も楽しみたい人。小樽駅から宿までの坂道、荷物を持って歩く距離、最終日の空港アクセスを確認。 |
札幌泊の候補:札幌グランドホテル

札幌グランドホテルは1934年開業の札幌中心部にあるホテルです。公式案内ではJR札幌駅から徒歩約10分、大通公園から徒歩約5分、札幌駅前通地下歩行空間に直結とされています。札幌観光と翌日の小樽移動を組み合わせやすく、天候が悪い日の駅周辺移動もしやすい立地です。
小樽泊の候補:ホテルノルド小樽

ホテルノルド小樽は運河の目の前にあり、小樽駅から徒歩約7分。運河や堺町周辺の散策を夕方以降まで楽しみたい場合の候補です。小樽に泊まると、翌日に札幌へ戻ってから空港へ向かう場合より移動の順番が変わるため、帰りの列車時刻と航空便の余裕を先に確かめてください。
どちらのホテルも、部屋タイプ・食事・キャンセル条件・宿泊料金は日付で変わります。利用する予約先で旅行日と人数をそろえ、総額や条件まで見比べてから決めましょう。
札幌・小樽の宿を同じ日程で比べる
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2日目:小樽運河と港町グルメ
札幌からJRで小樽へ向かい、駅前から運河・旧手宮線・堺町を歩くコースです。小樽駅から運河までは徒歩約10分。ゆるい下り坂が続くため、雪や雨の日は滑りにくい靴を選び、帰りに上り坂を歩く余力も残しておきましょう。

小樽運河は港町を象徴する散策スポットです。運河沿いの倉庫群には当時の港の景観が残り、遊歩道を歩きながら周辺の歴史的建造物も見られます。JR小樽駅から徒歩で向かえるため、車を使わない旅でも行程に組み込みやすい場所です。夜景を見たい人は、宿を運河周辺にするか、帰りの列車に間に合う時間を決めてから散策を始めると安心です。
旧国鉄手宮線|北海道の鉄道が始まった時代を歩く

旧国鉄手宮線は、北海道初の鉄道である官営幌内鉄道の一部でした。幌内の石炭を港へ運ぶ目的で敷かれ、手宮・札幌間は1880年に開通。その後は旅客営業の廃止を経て、現在は小樽中心部を歩ける散策路として整備されています。線路の上を歩きながら、かつて港と鉄道が石炭輸送を支えた歴史を想像できる場所です。
昼は寿司屋通り周辺で、小樽の魚介を味わう

小樽の食事では、近海の魚介を使った寿司や海鮮丼が定番候補です。観光協会は、ぼたんえび、甘えび、うに、あわび、しゃこ、ほたてなどを小樽で味わいたい魚介として紹介しています。旬や水揚げで内容は変わるので、店頭のおすすめや当日のメニューを見て選んでください。
寿司店が集まる寿司屋通りで昼食をとると、運河や堺町の散策と組み合わせやすくなります。人気店や週末は待ち時間が出ることもあるため、昼食の候補を一つに決めず、予算・営業時間・予約可否を確認しておくと行程が崩れにくくなります。
堺町通り|ガラス工芸と小樽スイーツを見ながら散策

堺町通りには、石造りや歴史的な建物を活用した店舗が並び、ガラス工芸、海産物、寿司、洋菓子などを見て回れます。ルタオ運河プラザ店のように、旧小樽倉庫を活用した店舗もあります。甘いものを楽しみたい人はチーズケーキやソフトクリームなどを休憩にし、食べ歩きのあとにお土産を選ぶ流れが作れます。店の営業時間は季節や混雑で変わることがあるため、訪問前に各店の案内を確認してください。
小樽駅へ戻る道は、来たときと同じく上り坂です。買い物を増やしすぎず、列車の発車時刻より余裕を持って駅へ向かいましょう。
車なしで移動するときの確認点
- JRの行先表示を確認:新千歳空港・札幌・小樽を直通する列車がありますが、すべての列車が小樽まで行くわけではありません。出発駅と目的地、乗換の有無を当日の時刻表で確認してください。
- 広い北海道を一度に回らない:札幌・小樽の市街地と、富良野・美瑛・道東などの郊外では移動条件が違います。郊外へ複数立ち寄る場合は、旅行日数を増やすか、別の交通手段を検討しましょう。
- 冬は移動時間に余裕を持つ:雪や凍結で徒歩が遅くなることがあります。駅からの徒歩時間は夏の感覚で詰めず、滑りにくい靴と防寒具を用意してください。
- 飛行機の前後は列車時刻を先に決める:小樽から空港へ直通する列車もありますが、便によって運行区間が異なります。直通にこだわらず、札幌で乗換える場合の時間も確認しておきましょう。
この行程が合いやすい人
- 北海道が初めてで、都市観光と名物グルメを短い日数で楽しみたい。
- 運転をせず、鉄道と徒歩で旅行したい。
- 歴史的建造物や港町の街並み、魚介料理を旅のテーマにしたい。
別の行程を考えたい人
- 富良野・美瑛の丘や道東の自然を中心に回りたい。
- 1日目の到着が夕方以降、または2日目の出発が午前中で、札幌と小樽の両方を急ぎたくない。
- 雪道歩行や長い徒歩移動が難しい。駅・宿・観光地間のタクシーやバスを含めて計画したい。
よくある質問
北海道旅行は車なしでも楽しめますか?
札幌中心部や小樽のように、鉄道駅の周辺に見どころが集まるエリアなら車なしの旅を組み立てられます。一方で、北海道全域を短期間で巡る場合は、地域間の距離や公共交通の本数を確認する必要があります。
札幌と小樽、どちらに泊まるのがおすすめですか?
空港アクセスと夕食の選択肢をまとめたいなら札幌、夜の運河や朝の小樽散策も楽しみたいなら小樽が候補です。航空便、荷物、帰りの列車時刻に合わせて選んでください。
札幌から小樽はJRで行けますか?
JR函館本線で移動できます。新千歳空港から小樽まで直通する快速「エアポート」もありますが、列車によって行先や停車駅が異なるため、JR北海道の時刻表で確認してください。
札幌と小樽を組み合わせて、北海道の入口を楽しむ
札幌の開拓期を伝える時計台、二条市場やスープカレー、小樽の運河と鉄道遺産、寿司や菓子。中心部に範囲をしぼると、車なしでも北海道らしい景色と食を組み合わせた1泊2日を作れます。郊外の自然も見たい場合は、札幌・小樽の街旅とは別の日程で計画するのがおすすめです。
車なしで行けるほかの旅行先は、仙台・松島を巡る1泊2日コースや車なしの週末旅の記事一覧もご覧ください。
参照した公式情報
- Visit Sapporo「Sapporo Clock Tower」(時計台の建築・歴史・アクセス)
- Visit Sapporo「Odori Park」(公園の規模・イベント・季節情報)
- Visit Sapporo「Markets」・「Soup Curry」(市場・札幌グルメ)
- 小樽観光協会「小樽運河」・「旧国鉄手宮線」(アクセス・歴史)
- 小樽観光協会「小樽の魅力を知る」(街歩き・寿司・魚介・菓子)・「ルタオ運河プラザ店」
- JR北海道「快速エアポート」(新千歳空港・札幌・小樽間の運行案内)
- 札幌グランドホテル公式サイト・ホテルの歴史・ホテルノルド小樽「アクセス」
確認日:2026年10月30日。営業時間、休館日、料金、運行時刻、宿泊条件、飲食店の営業は変更されることがあります。旅行前に公式情報を再度ご確認ください。
写真の出典・クレジット
写真は記事の表示枠に合わせて横長にトリミングしています。CC BY-SAの画像は表示用に加工した画像も、それぞれの元ライセンス条件で利用できます。
- 札幌市時計台 — Bjørn Christian Tørrissen / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0
- 大通公園 — ノボホショコロトソ / Wikimedia Commons · CC BY 4.0
- 二条市場 — Wing1990hk / Wikimedia Commons · CC BY 3.0
- 札幌のスープカレー — Savannah Rivka / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0
- 札幌グランドホテル — Braveheart / Wikimedia Commons · CC BY-SA 4.0
- ホテルノルド小樽 — othree / Wikimedia Commons · CC BY 2.0
- 小樽運河 — 爵士迷 / Wikimedia Commons · Public domain
- 旧国鉄手宮線 — Choi2451 / Wikimedia Commons · CC BY-SA 3.0
- 小樽の寿司店 — Syced / Wikimedia Commons · CC0
- 小樽・堺町通り — 663highland / Wikimedia Commons · CC BY 2.5